器の扱い方




  • やきものには大きく分けると磁器(石もの)と陶器(土もの)があります。
  • 陶器(土もの)は粘土からつくられたもので、1100〜1200℃と比較的低い温度で焼かれます。
    吸水性があり、磁器に比べると少々もろいのが特徴です。陶器は釉薬がかかっているものでも、表面に見えない無数の穴があり、汚れが染み込みやすく、放っておくと臭いややカビの原因に。陶器はどうしても汚れやすく手がかかることを頭に入れた上で購入、使用してください。
  • 磁器は石を砕いた粉でつくられたもので、1300〜1400℃の高温で焼かれたものです。
    できあがったやきものをみると磁器は石のようで、表面は白くガラスのように硬くなめらか水を吸い込みません。
    指で叩くと「チンチン」と硬い音がします。
新しく器を買ってきたら

  • 高台をチェックします。器の底の部分(高台、糸尻、畳付き)がざらついている場合は、目の細かいサンドペーパーでていねいにこするか、他の食器の高台で軽くこすり合わせて滑らかにします。そのままにしておくとテーブルを傷つけたり重ねたときにほかの器を傷つけるもとになります。
  • 「土もの」の器は一度煮沸します。そうすると土の目が締まり丈夫になります。お鍋に器を入れ、器がかぶるぐらいの水をいれて、約30分煮沸し、そのまま自然に冷まします。このとき、米のとき汁を使用すると土肌の目を埋めることになり、汚れがしみ込みにくくなります。しかし、“撥水処理”をした古谷信男さんの器は煮沸しないでください。(グレーに変色する場合がありますので、煮沸処理は省略してください。)
お料理を盛る前に

  • 料理を盛り付ける前に充分水につけます。土ものの器には土の粒子と粒子の間に隙間があります。粉引などの軟質の土ものや、釉薬がかかっていない焼締の器などはその隙間にお料理の汁気や油が染み込んで汚れとなってしまいます。お料理を盛る前にしばらく水に浸しておき、かるく拭いてから盛り付けします。この時、粉引の器ではグレーっぽい斑点が出たり、細かいひび割れ(貫入)が入る場合がありますが、水分が土に浸透している現象、うわぐすり(釉薬)の特徴ですので心配なさらないでください。水を含ませておくと料理の煮汁や油分などが染み込にくくなります。また、器が水を含んで器そのものもしっとりした肌合いになり料理がおいしく見えます。天ぷらやフライはできれば紙を一枚敷いて盛り付けをしましょう。
  • 貫入のある器はぬるま湯につけておきます。貫入のある器はいきなり熱い汁ものを注がないようにします。お料理が冷めにくいだけでなく貫入が進むのを防ぎます。
  • 電子レンジは使用しません。土ものや上絵のある器は電子レンジを使用するとトラブルの元です。
洗い方

  • 油汚れがひどい時は、軽く拭き取ってから洗います。
  • 「土もの」は磁器に比べて弱いのでつけおき洗いは避けたほうがよいようです。他の食器とぶつかり欠けたり、ひびが入ることがあります。他の食器から出た汚れをつけておく間に吸収してしまいます。最後に熱湯を通すと表面の汚れもしっかり落としまた乾きも早くなります。
  • 色絵や金彩の器は強くこすると絵がおちたりすることもありますので柔らかいスポンジでやさしく洗います。
  • 食器洗い機は水流が強いため無数の傷がつくようですのでご使用はお勧めできません。
収納の仕方 

  • 「土もの」はよくかわかします。ふきんで水気をとった後、すぐには片付けないで完全に乾燥させてから収納してください。乾きが不十分ですとカビが生えることがあります。
  • 傷つくことがありますので重ねて収納しないほうがよいです。もしする場合は、ペーパーナフキンや和紙を挿んでおきましょう。



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