やきものができるまで


福田英明の作陶風景


土練り






「土練り3年」といわれるように上達するのに時間がかかります。土練りが十分でないと土の中に空気が残ってキズができたり割れたりします。
石膏板の上で土練りをすると余分な水分をとってくれます。


(1)荒練り 粘土の固さを均一にする練り方です。
(2)菊練り 土の中の空気を抜くための練り方です。この方法で粘土を練ると菊の花びらのようになることからこの名前があります。

 
成形










器の形をつくる方法
ロクロ 電動ロクロ・蹴(け)ロクロなどがあります。
「ロクロ10年」といわれ、ロクロが一人前に使えるなるまでに10年かかるようです。
タタラづくり 土の固まりを板状に切ってそれを使って成形する。
紐づくり 土で長い紐を作り、それを積み重ねて成形する。紐づくりで上手に成形するためには、粘土の太さを均一にすることが大切。
手びねり 手で粘土をのばして成形する。
高台削り


器の裏の部分にある輪状の部分を削ります。

※器の表面を装飾する場合、この時します。
象嵌 素地を削りそこに異なる土を埋め込んで文様を出す方法。

刷毛目 化粧泥を刷毛につけて一気に描いたもの。手ロクロなどを使い大胆に描くのがコツです。
乾燥 粘土を充分に乾燥させます。乾燥が十分でないと成形した素地にヒビが入ったり、時には爆発する場合があります。
化粧掛け
粉引などは素焼の前に白化粧を掛けます。

※掻き落しをする場合、この時します。
掻き落 素地の粘土に化粧土などを塗り、カンナなどで掻き落して文様を出す方法。
素焼 釉薬を掛けやすくし、強度を高めるために素焼きします。700〜800℃で焼く。

窯の中がいっぱいになるように詰めます。隙間が多いと焼成後、温度が急激さがり、
冷め割れをおこします。
(備前焼は素焼はしません)
下絵付 鉄・呉須(ごす)などで文様を描く場合は素焼の後に描きます。
釉掛け
釉薬を掛けることによって、釉薬のガラス質が溶けて素地の表面を覆い、吸水性がなくなって漏らなくなります。また、光沢・色が出て美しくなります。

釉薬を掛けるには、浸し掛け、流し掛け、吹き掛けなどの方法があります。
高台部分の釉薬は水に浸けたスポンジなどで剥がします。
本焼


本焼には酸化と還元の2つの焼き方があります。同じ釉薬を掛けても焼き方によって全く違う雰囲気になります。1150〜1350℃の高温で焼きます。

酸化焼成 空気(酸素)を十分におくりこんで焼き、素地や釉薬に含まれる金属を酸素と結合(酸化)させる。

還元焼成 空気(酸素)を少なくして焼き、素地や金属に含まれる金属の酸素が炭素と結合して炭酸ガスとなります。
完成
成形したときの寸法から10〜15%程収縮して焼き上がりますので、その分だけ大きく作る必要があります。






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